アートワークはその音楽の色を決めるよねっていう話。
音楽に、音に色を感じることがありますな。
ギターを弾く人はわかると思うのだけど、コード(和音)に色を感じるんです。
例えばDは黄色、Eは緑、Fは茶色…みたいな。
何色を感じるかっていうのは人それぞれ違いもするのだけど、感じるという意味では同じなはず。すべてのギタリストがそう感じる訳じゃないかもしれないけど、結構「あるある」だったりするんです。
少し大げさに言えば「共感覚」とも言えるのかな。でも僕の場合、すべての音に色彩が浮かぶものではないからちょっと違うのかもだけど。
でね。
例えばThe BEATLESの「ホワイトアルバム」っていうアルバムがあるんですが。
これはそもそも「ザ・ビートルズ」っていうセルフタイトルのアルバムなんです。
でも話をする時に色々ややこしいじゃないですかセルフタイトルって。
だからそのシンプルで真っ白なアートワークから「ホワイトアルバム」って呼ばれてるんです。俗称ですね。
で、このアルバム聴いてると「白」を感じるんですよね。「Blackbird」っていう曲でも「白」。笑
ま、ホワイトアルバムはもうその俗称からかなり引っ張られてますけど、アートワーク(ジャケット)がそのアルバムの音楽の色を決めてることって多いなって思うんです。
例えばthe HIATUSの「Keeper Of The Flame」っていうアルバム。
これは完全に「黒」。アルバムの内容自体ちょっと重たくてダークな雰囲気の曲が多いから尚更ね。
もっと言えばちょっとドロッとした質感の黒を感じますね。重油の様な。
そういう意味では、エルレの「ELEVEN FIRE CRACKERS」はカサついた、燃えている黒炭の様な黒を感じますね。
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色だけでなく質感までも感じるパターン。
他にも、例えばZAZENBOYSの3rdアルバム。
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これは実際メタリックな外箱に入ってるんですけど、完全にこの冷たい鉄の感じをイメージしちゃいますね。
ZAZENでいえば「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」はドぎついショッキングピンクが頭に浮かぶし、「すとーりーず」ではまるで亡霊のような噺家が真っ白な異次元空間で喋り続けている画がこびりついて離れない。
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何が言いたいのかというと…
このように、アートワークというのは思った以上にそこに収録されている音楽にイメージを植え付けるんだなぁと思うのです。
ま、これは事前に与えられたイメージがあるので共感覚ではないけれど(たぶん)。
一種のサブリミナル効果というか。無意識のうちにその音楽に色んな色や質感を感じているのであればそれはアートワークによるものが大いにあるのでは…という。
だから例えば自分の作品を発表する時はそこまで考えなきゃなーと。その作品を象徴するものですもんね。
だから、よくあるJ-POPカバーMIXアルバム的なジャケットって凄い残念なんですよね。せっかくならいい感じのアートワーク作ればいいのに。なんだか100円ショップの商品みたいで…。
100%涙うたmix -BEST OF JPOP COVERS-
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その点SWEETS HOUSEはかわいいアートワークで好きでした。
SWEETS HOUSE~for J-POP HIT COVERS~
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ということで。
最後に、好きなアートワークの作品を淡々と上げて終わりたいと思いま〜す!
ではどうぞ〜!
Stone Roses: 20th Anniversary Remastered Edition
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最高にかっこいいよね。ストーンローゼズはあまり詳しくはないけど、このアートワークは大好き。
(What's The Story) Morning Glory? (Remastered) (Delux)
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言わずと知れた名盤。いつか死ぬまでにこの通りを歩いてみたい。
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このトマトが潰れて滲んだ赤が血のような感じがセンスに溢れてますね。ハート型になってるのもcooooool!!!
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佐内正史さんの写真、とても好きなのだけど、中でも金字塔のジャケットはいいですね。青空の色とかとても素晴らしい。
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これは非常にセンスが良い!「シンシロ」という4文字の言葉を波形データで表したアートワークですね。
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アジカンは9割が中村さんのイラストになるのだけど、中でも君繋ファイブエムは印象深いですね。マジックディスクやファンクラブ、サーフブンガクカマクラも好きだけど、なんか君繋のこの感じが好き。
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テナーね。いやーこれはかっこいい!ある意味シンプルだけど、かっこいい!
このNexusからOJが加入し、新しいスタートを切った記念すべきアルバムなのでファンとしてもグッと来ますね。この頃のOJはFender Japanのジャズマスターを使ってるのも個人的にはキュンと来る。今使ってるUSAのコステロモデルもかっこいいけど。
aikoはシングルアルバム問わずに自身のお顔がアートワークになってるのだけど、中でもこの「夏服」でのお顔がとても好き。
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是非また集まって音源を出して欲しいSINGER SONGERのアルバム。この切り絵のようなジャケット、とても好き。
- アーティスト: くるり,岸田繁
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- 発売日: 2004/03/10
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このデザインセンス。パッと見てすぐに「こりゃ良さそう!」って思ってしまいますね。実際名盤。
blurのセルフタイトル盤。実際にこのブラーしてる感じが(ブラー=被写体がブレていること)バンド名とのダブルミーニングでいいですね。blurはどの作品も印象的なアートワークでいいです。
レディへも印象的なアートワークが多いのだけど、このアルバムのこの質感がすごく好きですね。壁に飾りたい。他のアルバムはどっちかというと怖いイメージのものが多いので飾りたいけど飾れないw
スピッツはよくジャケットに女性を使用しているのだけど、この三日月ロックの女性はなんともいいですな。生活感に溢れかえった室内でもしゃもしゃ何かを食べているのがなんとも良い。他のアルバムで言えばハチミツも好き。
- アーティスト: フジファブリック,志村正彦
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この、the BEATLESのリボルバーを彷彿とさせる顔のイラスト。これがとても良い。
志村氏がいた頃のフジファブリック、その全体を見てもこのアートワークがダントツで好き。
以上!
なんかよくわかんない記事でしたが、楽しかったです!w
みなさまも好きなアートワークの話とか、このアルバム聴いたらこんな感覚を覚えるんだよね〜っていう話をしましょうず!楽しいよ!