夢の話と現実の話。
早速ですが、まずは夢の方から。
・奥田民生
の3人からなる、ゆるかっこいいスリーピースバンドである。
サンフジンズ 「さっさっサンフジンズ」MUSIC VIDEO
その夢の内容がなかなかカオスだったので以下メモ。
ジャーン…
奥田「はーい、サンフジンズでーす」
岸田「いぇい!」
奥田「ね、岸田くんとは実はイトコ関係に当たるんだけど」
客「えー!?」ざわざわ
奥田「ま、嘘なんだけどね」
客「ドッ!(ウケる)」
岸田「これ鉄板ネタだからw」
奥田「これ毎回言ってるからねwうちのねーちゃんが初めてこれ聞いた時びっくりしてたw」(民生さんに姉がいるかは不明w)
奥田「さて、毎回どの会場でもやってるんですが、深い池に飛び込めたらその全員に一万円あげてます!ここ福岡ではどんな池があるかな〜?」
(唐突wwそして会場福岡なんだww)
夢は大勢の客とともに、大きな池に移動する場面に転換。
僕は奥田民生さんの隣を歩いてる。
奥田「この財布をの中のお札を池に落として、拾って来られたやつに一万円あげてるんだよ」と僕に言う。
いざ池に着くと、すぐに札束と財布を投げ込む奥田民生。
それを合図にしてヤンチャなにーちゃん達が次々と底の見えない深くて暗い池に飛び込んでいく。
僕も負けじと飛び込もうとするのだが、水面までが思っていたよりも高く、池は深そうで、怖い。
それでもなんとか飛び込んだ。しかし僕は足から着水してしまい、「うわ、頭から入水しないとポイントにならない!」と謎ルールを勝手に設定し、絶望していた。
そうこうしてる間に、次々と濡れたお札を握りしめて上がってくる先陣隊たち。
「あぁ、僕は一万円貰えないんだなあ…」と悟ったところで、覚醒。
僕は少し汗ばんでいた。でも「これは面白い夢を見た!」と興奮気味に枕元の携帯を手に取り、この文章のはじめの2行くらいを書いて、眠気に襲われ、また眠った。
なんだこの夢!!!!
続いて現実の話。
両親は長崎にある離島、五島列島の出身で、近年はよく帰省している。
漫画「ばらかもん」の舞台にもなっている島だ。
五島のお盆は、夕方になるとそれぞれの家のお墓にぞろぞろ家族、親族が集まり、家紋の入った提灯に火を灯す。
そのロウソクが消えるまでは束にした線香を持ち歩き、知っている他の家に線香を供え、その家族たちと軽く談笑する。
子どもたちは手持ち花火で遊び、大人たちはそれぞれに話をしたりと、ロウソクが消えるまで時間を潰すのだ。
お墓で花火をするのは長崎だけの風習だと知ったのはすっかり大人になってからのことで、それまでは日本全国どこでも、お盆はお墓で花火をするものだと思っていた。
僕が従兄弟らとワイワイ花火を楽しんでいたあの夏から早10年、20年。
今では花火は持たず、買いもせず、親戚のおじさんらと会話をし、時間を潰す。
暮れかけの太陽に照らされ、汗だくになりながら。そこかしこから流れてくる線香の匂いに鼻をくすぐられながら。
そんなことを13日、14日、15日の3日間続けるのが五島の盆だ。
今回は帰省スケジュールの都合、15日だけは叔父に任せて帰ってしまったが、本来ならば3日間、提灯を明かすのだ。
まだ明るいうちから灯す提灯は、点いているのか消えているのかが上手く判別できず、最終的にはこちらの我慢の限界を迎えてしまい、燃え尽きる前に撤収してしまう。
そのあたりも五島らしくて好きだ。きちんと風習は守りつつ、抜くところは抜く。
五島のすべてがそうではないけど、僕が知っている五島は"そう"なのだ。
セブンイレブンの様なコンビニは無く(リックというコンビニはある)、大きな娯楽施設があるわけでもない。
僕は普段自分の地元を「田舎」だと思っているし、そう言いもするが、五島に比べると遥かに都会である。
だけど、五島に住む人々はそれが日常であって、不思議にも思わない。
というか、どうしたってそこにあるもので生活をしなくてはいけないし、または、そう思わずとも生活が出来ているのである。
逞しいな、と毎年思う。自分ならここに住むのは無理かもなぁと。
離島とは、えてしてそういうものなのだろう。
そこに無いものを数えても仕方ないのだ。
そこにしか無いものが沢山あるのだから。
そして、そのそこに無いものこそがとても煌めいている。
とてもピュアに思え、輝かしいのだ。
もしこれを読んでるあなたが将来何かのきっかけで「五島に行ってみたい!」と思うことがあれば是非声をかけて欲しい。両親や親戚に聞き、オススメのポイントを伝えようと思う。
最後に。
僕の父が言うには、「五島は夏」らしい。夏に行ってこそ、五島なのだと。
今回僕らは親戚まわりや上記の墓参りなどでゆっくり遊ぶような事は出来なかったけれど、遊びで行くのなら夏が良い。それだけでも覚えておいて欲しい。
というのが現実の話。
早朝に起きたり、昼寝をしたりで体内時計が狂ってるのが分かる。
今年の夏は暑かった。未だに身体がぼうっと火照っているようだ。