オープンワールド「現実」
なんか現実世界をオープンワールドに例えた記述あったなー読みたいなー→あった!こんな感じや!→「ネタバレするとあなたの正体は愛なのです」ほうほう→「攻略法があるよ!ここのページに!」え!なんやそれ!→そして宗教団体のHPへ…→( Д ) ゚ ゚←イマココ
— mscr (@syozopanda) 2016年8月11日
ワイが読みたかったのはそんなんちゃうんや…
— mscr (@syozopanda) 2016年8月11日
前に、2chのまとめスレかなんかで現実世界を色々とオープンワールドRPGの様に例えておられる方が居て。
今ではあのレスをコピペして保存しとけばよかったと思うくらい面白い内容だったんですよ。もう一回読みたいな〜無いかな〜って思って探したら上記の有様。
なのでどうにか思い出して、自分でまとめてみます。できっかな…
長くなりそうなので続きを読むにしてみます。興味があれば読んでNE!
オープンワールドとは。
まずはオープンワールドとは何かというところから。
wiki先生に聞いてみましょう。wiki先生、オープンワールドってなぁに?
オープンワールド (Open World) とは、英語におけるコンピュータゲーム用語で、舞台となる広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できるように設計されたレベルデザインを指す言葉である。
定められた攻略手順の遵守を要求されないゲームプレイは、「Sandbox(サンドボックス:砂場・砂箱の意味)」ともよばれる。
この概念が日本に持ち込まれた際、テレビゲーム雑誌では、3Dで構築された風景やゲームプレイを意味する語として「箱庭」と訳されたが、既に「ミニスケープゲーム」の別称としても「箱庭ゲーム」が用いられていたため、重複による混乱が生じている。
ものすごく広い空間を、プレイヤーは自由に歩き回れるのです。 それもシームレス(ロード無し)に。それがオープンワールド。なるほど。
広さ。
多くのオープンワールドゲームは本当に広いマップがデザインされています。
歩いて回るだけでも相当な時間がかかるものです。
ですが、それには限界があります。「これ以上は無いよ」っていう部分があるのです。
舞台が「島」以外のオープンワールドゲームの端っこってどうなってんの? : ゲーハー黙示録
ある地点を超えると「死に」扱いになったり、見えない壁が設置されていたり。
ところが"現実"だとどうでしょう。
まずあなたの住む街。あなたが知らないだけで、そこには色んな道がマッピングされていて、その道はどこまでもシームレスに繋がっていきます。
それをもっと県、国、地球と拡大させていくと…
徒歩で地球を一周しようとすると1年と52日かかるそうです。もちろん不眠不休なら、という話でしょうが。
その道中には海や街や山や…色々があります。本当に色々が。
その全てが、あなたが歩みを進めると目の前に現れます。あなたはそのどこを駆けてもいいし、またどこかに永住してもいい。
「国」という概念が存在する世界観なので、実際に移動したり生活したりするには簡単ではないけど、でも自由です。あくまでもルールみたいなもので。
だから明日からアメリカに住みたい!と思えば物理的には出来るのです。
でも、移動時間をスキップなどは出来ません。ファストトラベル機能は無いんですね。
しかし、あなたを含む全人類、動物、植物に時間は平等に与えられています。その時間をどう使うかもあなたが決めていい、そんな世界なのです。
フレームレート、解像度。
ゲームには(ゲームに限らずだけど)「フレームレート」というものがあります。
フレームレートは、動画において、単位時間あたりに処理させるフレーム数(静止画像数、コマ数)である。通常、1秒あたりの数値で表し、fps(英: frames per second=フレーム毎秒)という単位で表す。
最新ゲーム機PS4や高スペックのPCで表現できる今のところのフレームレートは60fpsのものが多いですね。動作を安定させるために30fpsを採用しているゲームもありますが。これがいわゆる「ヌルヌル度」ですね。フレームレートが高いほど物体の動きを細かく描写出来るわけです。
それが現実ならどうでしょうか。
…と、いろいろ調べましたが正直わかりませんwただ、現実のフレームレートを考えることがバカバカしくなるほどこのゲーム"現実"は"ヌルヌル"です。
カオスちゃんねる : 60fpsが人間の認識できる限界とか言ってたやつこいよ
現実世界にフレームレートや解像度はありますか... - 物理学 | Yahoo!知恵袋
解像度もね、4Kだとか8Kだとかで騒いでいますが、現実は無限です。そう、無限。笑
あなたが今見てるものをどれだけ拡大していっても画像が乱れません。細胞レベルに細かくなっていったとしてもそこには明瞭な世界があるのです。
グラフィックに関しても宇宙最強のゲームです。こんなに綺麗なゲームはありません。
例えばそんな綺麗な景色だけを見て回る事をプレイする目的に出来ます。自由ですから。
どんなハイスペックなカメラよりも、あなたの目が一番綺麗に世界を写しているのです。
ただ、それをそのままの画質でアウトプットすることは残念ながら出来ません。あなたの目のスペックが凄すぎるのです。
だから例えばカメラを使って保存をするのです。絵に描いて再現したりするのです。
そろそろ、"現実"がどれだけ"超ハイスペックなオープンワールドゲーム"なのかがお分かりいただけた頃だろうか…。
ゲームシステム。
ここがこのゲームの賛否を分ける部分ですね。
はっきり言いますが、このゲームは超絶マゾゲーです。
まずプレイするかどうかの権利はあなたにありません。あなたは否応なくこのゲームをプレイしなくてはならないのです。
そして、セーブ機能はありません。オートセーブとかそういうことじゃなくて、セーブの概念が無いんです。あなたがうっかり崖から落ちて死んでしまったら落ちる前にロード…とか出来ません。好きな人に告白して、振られてしまったら告白する前に…ってのも出来ません。
「死」んでしまうと、その先は「不明」です。死後どうなるかなんて誰にも分かりません。
だからあなたが選ぶ選択肢は時に重く、取り返しの付かない出来事に発展する可能性があります。
スタート地点も平等ではありません。生まれる土地、時間、性別、容姿などの選択肢はありません。生まれながらにお金持ちかもしれないし、極貧かも知れない。超イケメンかも知れないし、不細工に生まれてしまうかもしれない。キャラクリエイトもないのです。
スタート地点から既に大きく不平等ですので、そこに嫌気が差してこのゲームを降りてしまうプレイヤーも多数います。
そしてこのゲームは非常にお金がかかります。
今のところ日本においては大体の場合あなたがその街に存在しているだけでお金がかかります。そして普通に物を買うにも、何をするにも、事ある毎にお金が必要です。
だけど、最低限でもお金がなければ餓死して死んでしまうのが"ルール"です。無くても暮らせるけど、ね。
だからあなたたちの多くは働いて賃金を得ねばなりません。その賃金をやりくりして、生活をしなくてはいけないのです。
ですが、それも「強制」ではありません。日本などの法治国家に住み続けたいなら法の元に税金を支払わなくてはなりませんが、もっと原始的な生活をしている、そんな概念の無いどこかの民族に亡命しても良いのです。あなたのその意思は自由です。決して簡単なことではありませんが。
だから"ある程度の生活水準"で暮らしたいと思うのであれば、この不平等でしがらみだらけの世界をプレイしなくてはなりません。それを選択するのも自由意志ではありますが。
今この地球上には70億人超の人間が存在していますが、その存在しているすべての人間に「人格」が与えられていて、それぞれの「ストーリー」が用意されています。
そのストーリーは本人以外がプレイすることは出来ません。言い換えると、あなたに用意されたストーリーはあなたでないと攻略出来ないのです。
しかし大きく関わらせる・関わる事は出来ます。家族や友人、恋人などの存在ですね。
あなたは決してひとりなんかではなく、協力プレイが出来るのです。支えあって励まし合って、辛く厳しいこのマゾゲーに挑戦し続ける事が出来るのです。いや、むしろこのゲームは協力プレイが必須であるとも言えます。ソロプレイだとあまりにも難しすぎるのです。仮にどんなにお金があったとしてもそれは変わらないでしょう。
そうすることであなたは友愛の意味を知ったり、世界に感動をしたりするのです。
それこそがこのゲームをプレイする大きな醍醐味だと捉えている先輩プレイヤーも多いです。世知辛い世界だけれど、日常のあちこちに小さな喜びや楽しみのサブクエストが隠れていて、それをクリアするとささやかでも報酬がもらえたり、かけがえのないものを手にできたりするのです。
そんな様々なクエストをこなしていって、あなたが思う「幸せ」を実現することがこのゲームのある種攻略法だと言えます。
ただ、それもひとつの価値観でしか無く、あなたはあなたが持つ価値観に従ってゲームをプレイしていいのです。あくまでも、道徳的にプレイするほうが良いとは思いますが…。
オープンワールドゲーム:「現実」
このゲームに攻略サイトやチートプレイなどはありませんし、出来ません。
生まれながらにチート並みのスペックを得ている人間もいれば、その逆もいます。
圧倒的に不平等なのがこのゲームです。しかしその不平等さが"リアル"なのです。
結局何が言いたいのかというと、「一緒に頑張ろうぜ…」ということ。笑
何回も降りようと思ったことがあります。電源を切ろうとしたことが。
でもそうしなかったのは、他のプレイヤー達との交流がとても美しく、心強いものであったからということと、この世界の美しさに心を奪われてしまっているからなのです。
どんな天候でも、どんな場所でも、世界はいつも煌めいていて、あなたがそこに居ることを受容しているのです。
このゲームからは学ぶことが沢山あります。何十回生まれ変わったとしてもその全てを理解することは難しいでしょう。それくらいの歴史と知があるのです。
芸術にしたってそう。音楽だけにスポットを当てても一生楽しめる分の情報があります。
だから、辛くて厳しい…いいことなんてたまにしか無いようなこのゲームの中でもどうにか光り輝く何かを見つけて、一緒に頑張ろうぜ…っていう。
そして、「所詮これもゲームだし」と思えば楽になることもありそうですし…w
ということで、ここでGAME OVER。
CONTINUE?
→YES
NO