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音楽の事をあんな視点、こんな視点から綴ります。

ちょっとだけ未来人。

僕が大好きな番組のひとつに「クレイジージャーニー」という番組があります。

www.tbs.co.jp

世界を巡る狂気の旅人(クレイジージャーニー)をスタジオに招き、体験を語ってもらったり、番組スタッフと同行ロケをする。

という番組。

その同行ロケの模様を松本・小池・設楽(敬称略)のお三方が観、質問したり感想を述べたりする番組です。

これがまぁどのクレイジージャーニーも面白く、興味深いのですが。

 

6月に放送された回で登場したのが室屋義秀さんでした。

YOSHI MUROYA | OFFICIAL SITE 室屋義秀の公式ホームページ

(ホームページもKAKKEEEEE)

 

彼はパイロットで、その時は世界最速のモータースポーツレッドブル・エアレースの模様に密着した映像でありました。(ボソボソ…大きな声では言えませんが、youtubeに動画あったりするよ…ボソボソ)

その中で室屋氏は「一瞬の判断とミリ単位の調整が必要」だと仰っておりました。

高速で移動する飛行機では、「右に曲がりたい」と思って操縦桿を操作して、それが機体に反映されるまでには「右に曲がりたい」と思った瞬間から既に数十メートル移動しているのです。(1秒間に20メートルだったかな…)

だから、その高速の判断力を鍛えるイメージトレーニングでは、(ここからが説明むずい)

 

アツアツのやかんを触って「あつっ!」と手を離すその反応に近づけるのだと仰っていました。

「あつっ!」と思って手を離すのではなく、「あつっ!」と感じた瞬間に手を離す感覚…。

脳が「熱いから手を離せ!」という司令を出すその間を詰めるというか。思う前に身体が動いている、というか。(僕はそんな風に理解しましたw難しいです)

脳が司令を出すのに0.2秒かかるらしく、その0.2秒を短縮したいのだと。

 

そこでその話を受けた松本さんが「ほんのちょっとだけ未来人なんですよね!」と言い出します。

どういう事かというと、「右に曲がりたい」と思う前に操縦桿を操作出来ているということは、脳が司令を出して身体が反応するという普通の行動の0.2秒先を行っているのだと。。

いややっぱ説明難しいな!w

身体を「動かそう」と思う→脳が「動かせ!」という指令を出す→実際に身体が反応する、っていうのにかかる時間が0.2秒。

室屋氏はそのほんのすこしの間を省きたいと考えているのです。身体を「動かそう」と思う前に動かしたいと言っているのです。トレーニングして、意識的に。

 

僕はこの話がすごく面白くて。

室屋氏が言うんです。「だから普段は0.2秒遅れて生活してるんです」って。

思う前に行動出来ている事が"普通"だと考えればそういう言い方も出来ますもんね。

 

そしてその話は"お笑い"に転換されます。

「何かツッコもう!」と思って頭の中にあるいくつかのワードをチョイスして、実際に言葉に発するまで(ツッコむまで)はそんな感覚なのかも、と。

確かにそれも"一瞬の判断力とミリ単位の調整"ですものね。

 

そして僕はこの話を"音楽"にも転換出来ると考えました。

主にライブやセッションの場ではそういう感覚を感じられるのですが、例えば、いつもの練習とは違う事をしたくなる時があります。アドリブですね。

でもあらかじめ「ここの間奏はアドリブでいこう」と決めているアドリブではなくて、その曲の演奏中にいきなり思うんです。「あ、ここでコレ入れたらいいかも」とか「ここの部分変えたろ!」とか。

もっと言うと「変えたろ!」とか、そう思う前にミュージシャンである自分が勝手にアドリブしちゃってる、みたいな。

 

もちろんそれで失敗することもあるけど、成功した時は軽く脳汁が出ます。「今の良くね?!」って。

その時僕はほんの一瞬未来人になれてるんですよね。

 

そしてこの話の核は、室屋氏はそれを「意図的にしようとしている」ことです。

これがすごい。もう常人には理解できない域の話です。"無意識"に意識的に近づく、とでも言えるのでしょうか。。いややっぱ分からん。分かるけど分からんw

 

でもかっこいいなと思いました。0.2秒を意識的に縮めたいなんて発想も凄いし、それを実現しようとしている事も。

 

機会があれば是非観てみてください。面白いです。っていうか、クレイジージャーニーが面白いです。こんな風に我々の理解や常識を超えた発想や思想が知れます。

DVDも出ていますので、ぜひぜひ。

 

 

おわり。

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