「笑う」という文化。
Twitterで吐き出してたらなんか見てる人に申し訳なくなったのでブログで思いっきり書こうと思う。
「裸になれば笑いがとれるという低俗な発想」「股間を触る下品な内容」TBSバラエティーがBPO審議入り(産経新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/N7MTZ4z9En 軽く内容読んだだけで笑えたわ。バラエティどんどんつまらなくなるぞこんなんで審議なんてしてたら
— mscr (@syozopanda) 2016年10月27日
バカ殿観たら普通におっぱいぽろろ〜んってのもあったし、全裸でどうのこうのなんてもはやテレビ史が産んだ伝統芸能でしょ。「子供に説明できないような内容にはするな」って、そもそも説明なんていらんよ。
— mscr (@syozopanda) 2016年10月27日
ニュース内容を抜粋すると、
放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会は26日、お笑い芸人が体を張ったクイズバトルに挑戦した9日夜放送のTBS系バラエティー番組「オール芸人お笑い謝肉祭’16秋」について、25日付で審議入りしたことを明らかにした。
問題となったのは、お笑い芸人が入浴中にさまざまなトラップにかかりながら大声を我慢する「大声厳禁 サイレント風呂」と、クイズに回答するために滑る坂を駆け上がる「心臓破りのぬるぬる坂クイズ」のコーナー。
委員会によると、視聴者から「男性が男性の股間を無理やり触る行為などがあった。内容が下品。子供に説明できないような番組はやめてほしい」「浜辺で芸人がローション階段を全裸や下半身露出で滑り落ちるシーンが放送された。“裸になれば笑いがとれる”という低俗な発想が許しがたい」などの意見が寄せられたという。
とのことで。
嫌なら観るな。
結論はこれなんですよ。「嫌なら観るな」。
なにもさぁ、あなたを監禁、拘束して強制的に観せてるわけじゃないでしょ、テレビって。「うわ、不快!」と思えばその瞬間にチャンネル変えるなり電源落とすなりすればいいんですよ。下品だな、低俗だなと思ったその瞬間に。
でも観てるわけでしょ?チャンネル変えずに。
もっと言えばさ、どんな状況か知らないけど、テレビ点けた時に番組表見たりザッピングしたりするでしょ。どんな番組が今放送されてるのかなって。
何も考えずにダラ〜っと観てて、「うわ!なにこれ!キモ!不快!」って思ったの?
それともザッピング中に一瞬だけ映った映像を観て「うわ!なにこ(ry」って思ったの?
で、それを、わざわざBPOに向けて苦情出したの?
怖いわ!それが怖いわ!
もうほんとにガチで怒り心頭になるくらい「なんじゃあの番組はああああああああああああ」って思ったんならしょうがない。そんだけの怒りはもう…ね。
でも、自分の意志でチャンネル変える等の行動の選択肢があるのに、わざわざ苦情出してるのって…気持ち悪さも感じるんですよね。
"番組"の線引き。
じゃあどこまでが良いのかって話になってきます。
裸はだめ、下ネタだめ…。
じゃあ例えばドラマでのベッドシーンは良いの?…へぇ、それは良いんだ。
じゃあゲイカップルのベッドシーンとかは?たまにあるよそういうの。
「男性が男性の股間を無理やり触る行為」あるよ?
ストーリー的に"必然性"があれば良いの?
だったら、ドラマ内の劇中劇でなら良いの?
ドラマの中で放送されてるバラエティ番組…っていう設定でなら苦情来ないの?
それ…おかしくね?
かと言って、「何でもあり」になってしまうと破綻してしまうから、ある程度の線引きは必要。
でもその線引きはとても難しい。(だから今回みたいな事になったのだろうけど)
でもね、例えばバラエティ番組で「この後スタッフが美味しくいただきました」っていうテロップありますよね。あれって実は捨ててるみたいで。
でもあのテロップを出しといたら苦情が減ったそうなんですよ。
だからもういっそのことテロップ出し続けてたら良いのかなとか。
「現在放送されている番組は低俗だと理解した上で放送しています。視聴の際にはご注意ください」とかw
そしたら実際苦情減るんじゃないかな…。減ったら減ったで、どんだけだよ…とは思うけど。
「笑う」という文化。
僕は「笑う」って事をとても大事に考えてて。
低俗だとかくだらないとかめちゃくちゃに言われてしまいがちな「笑い」だけど、どんだけの人を救ってるのか、と。
泣くとスッキリするとか言いますけど、笑ってもスッキリします。笑うことってとてもハッピーです。ナチュラルキラー細胞だって活発になります。笑
だからね、頑張って笑いを取ろうとしてる人たちの事をあんまりいじめないで欲しいんです。
バラエティ番組もドラマやニュース番組と一緒で、沢山の大人が関わって出来た仕事の成果なんですよ。
人間だけが出来る「笑う」という文化。
そして、それを与えてくれる芸人さんや製作者の方々。
僕には彼らが神々しく映るのです。
ただ、本当に自分の尊厳が損なわれるような事を言っていたりネタにされたりした場合は、それはきちんと苦情を出すべきだと思いますよ。
でもさ、別にいいじゃん…大声を出してはいけないサイレント温泉。おもしろいじゃん…くだらないけどさ、そんなくだらなさを本気でやってるんですよ。
つーか、誰だってホントはカメラの前で裸になんてなりたくないですよ…。
(なんだか寄生獣のこのシーンを思い出してしまった。寄生獣たちの立ち位置って、もしかしたら芸人さんやバラエティ番組っていうものに例えられるのかも…)
まとめ。
ま、ああだこうだと書きましたけど、結局は「言ったもん勝ち」だよなぁって。
今の時代は「なんじゃこれー!」って文句言う人が100人中たった1人だけだったとしても、その1人に合わせなきゃいけなくなる。これはテレビ業界だけの話じゃなくて。
肯定意見ばかり聞くわけにはもちろんいかないけど、否定意見に完全に降伏しちゃうのもなぁ…。
ま、明確な答えとか結論があるわけじゃないんだけど、ニュース読んだらなんだかイラッとしてしまって、書いちゃいました。
失礼しました><