Follow @syozopanda

CSA⇔mscr

音楽の事をあんな視点、こんな視点から綴ります。

自宅に防音室(ボーカルブース)を作った話。【前編】

宅録の最大の難点は「生モノ」の録音です。

生モノとはつまり歌やアコースティックギターなどをマイクで集音する事ですが、やはり歌うと音が響き、同居人や隣人などに迷惑がかかってしまいます。

ま、早い話がそういう生モノを録音するブースを作ることにしたぜ!という話です。

 

参考サイトの数々。

防音室というのは、販売されているものやレンタルしているものなど、様々あります。

そしてその大体が「高価」であります。10万で済めば安いくらいです。

でも音楽やってる人間なんて基本的にはカツカツです。笑 DTMerは特にね…。

そんなら、どうにかこうにか自作出来ないかなって思って調べだしました。

とても参考になったのが、

ameblo.jp

こちらのブログ様。なんと2万5千円程で制作しておられます。すぎょい。。

安価で簡単に制作出来るんだ!!という安心をくれました…!

他にも、

chirico-music.net

コチラのブログは何度も何度も見ましたし(すごく読みやすいし見やすい…)、

past-orange.com

コチラでは「防音」の勉強もさせて頂きました。

 

└ボーカルブース自作プロジェクト - タナケンのタナケンによる音楽家のためのブログ

コチラも何回も読みました。

 

いやぁ、先人たちがいるというのはありがたい…。

そんな色々なレポートを読んで、頭の中で設計図を描くこと数週間…。

先週あたりからついに制作をはじめました。

 

購入したもの。

僕はそのボーカルブースの中で、やはりアコースティックギターを弾きたいなと思っていました。歌もだけど、どうせならアコギもデッドな環境で録りたいじゃないですか。

となると、木材の規格である910mmの正方形では無理…。

幅を130くらいにしようかなとか色々考えましたが、切ってもらうのも煩わしかったのでいっそ!と思い910mm×1820mmの長方形の箱を作ることにしました。

そこで見つけたのがコチラ↓のブログ。

www.freedom-smile.com

それまでに見ていた数々の自作防音室の中でも非常にオシャレ。素敵。

僕が思う910mm×1820mmのサイズと同じだし。

 

この、なんか雑貨屋さんの棚とかで見るような独特の模様の板は「OSB合板」と言います。

ほんとざっくり言うと、木くずを圧縮して接着剤でガッ!!ってしたやつです。笑

強いし、断熱性や気密性にも優れているそうなので、防音室に使っても大丈夫かなぁと。あとオシャレ。オシャレなのは良い。音楽制作するにあたっても見た目って大事じゃないですか。だっせぇギターじゃなんか良いテンションで弾けないじゃないですか。そういうもんです。多分。

 

で、僕の場合、実家の自室に制作するので賃貸物件的な制約はないです。壁に釘打てないとかね。割りと好き放題やれるパターンです。そういう意味ではあまり参考にならないかもなぁ…。まぁいいや。

 

で、部屋の角に設置することに決めました。すぐ横にミキサーやPCがありますし。

なので部屋の壁に当たる部分はOSBボードじゃなくてもいいなと。見えない部分ですから。

…いや、製作中の写真を沢山撮っておけば説明しやすくてよかったのだけど、撮らないもんですね…。よくこういうDIY系のブログで「製作に夢中で写真を撮っていませんでした!」って見ると「いや撮れよ…」って思っていましたが、撮れないんですよwそんなことより先に進みたい!ってなっちゃうんです…。。すいません。

つまりね、

f:id:point0625:20171227104231j:plain

こういうことなんです。

ピンクの部分だけOSB合板で、青の部分はベニヤ板でいいなぁと!わかります?w

なので、まず買った木材は

・OSB合板×3

・ベニヤ板×4(壁と天井用)

です。

しかしその板たちだけでは薄いので箱型にした時少し不安です。L字金具を使って連結させても、やはり心もとない…。ということで「柱」を設置することに。

f:id:point0625:20171227104635j:plain

お分かりいただけただろうか…。

これが防音室の内壁になるのだけど、黒いのが「遮音シート」です。そしてギザギザしてるのが「吸音材」です。で、柱ね。木のやつ。これを四つ角と開口部分に設置して、強度を出しました。

f:id:point0625:20171227104850j:plain

外壁がこんな感じ。存在感がすごい。

てか、自室がインターネット上にアップされるのってこっ恥ずかしいな…。

 

でね、貼ってある吸音材はなんか衝動的に買っちゃったやつで。

これになるのだけど、冷静にレビューとか読んでみると軽くステマ沸いてるし、危険な気がします…。貼ると、遮音シートだけの時よりは反響が抑えられた感じがあったのだけど、効果の程はどれくらい信用して良いのか、正直微妙です。なんで買っちゃったんだろう…。しかも24ピースじゃ全然足りないのに…w

まぁでも見た目は良いです。防音室!って感じがします。その気分を味わえただけいい…のかな。

 

しかしね、もし自作の防音室を作ろうと思っているとしたら吸音材が肝です。

吸音材がいちばん値段も高いですし、色んな種類、商品があって非常に困ります。卵パックも吸音材になるらしいけれど、卵パックを揃えるのも大変そうだし、買うとしたらまぁまぁの値段になるのでそれだったら…とかね。どうしても安価で抑えたい、かつ近所に養鶏場?とかある人は頂けたりもするそうなので考えてもいいかも知れませんが。

ここはお財布と相談です。しかも色々試せないので事前にじゅうぶんな下調べが必要だと思います。 

これとか比較的安価だし、背面がテープになってるので候補にありました。レビューも良さげ。でもこれだけレビュー書く人がいるくらい、吸音材って売れてるんですね…! 

 

で、僕がギザギザ吸音材の他の部分で使用したのは、「GCボード」になりました。

自作ボーカルブース系のブログでもよく出てくる「MGボード」の仲間?ですね。

吸音ボード どう違うの?? 防音の通販専門店 ホームセンターヤマユウ/静床ライト等の販売

www.yamayuu.net

単体で使うなら密度の高いMGボードがオススメなのだけど、遮音シートと併用するならGCボードでも良さそうということで。MGボードに比べたら安価ですしね。

当たり前ですが、ブースが広くなるとそれだけ吸音材も必要になります。

なんかもう、ここまでで細かい出費が痛くてw最後じゃあ!という気持ちで、楽天のポイントが2000円分くらいあったのでここぞとばかりに使いました。

f:id:point0625:20171227112117j:plain

GCボードは加工も簡単で、カッターで楽に切れました。

柱間の内寸で切ってはめ込みはめ込み…。

f:id:point0625:20171227112239j:plain

計算では一面分足りなくなりそうだったのですが、切った部分をパズルのように繋げたら足りそうで安心。(写真左側)

 

ここまでが現在の進捗状況。

部屋の壁面分の遮音シートが足りず、現在注文している段階です。

壁面だからもう遮音シートいらないかなぁとも思ったのですが、やるならやっとこう…と思いまして…。

遮音シートを貼り、改めてGCボードを固定したら、一応は完成になります!多分使用していくにあたって色々改善点が出るのだろうなぁとは思いつつ。

この段階でギター弾いてみましたが、ものすごくデッドな環境です。反響がほぼ無い…。耳が休まる感じがしました。瞑想するときとか良さそうw

 

で、外側もぼちぼち装飾してます。

f:id:point0625:20171227113622j:plain

色々飾ってます。これらは防音にはなんの効果もありません。w

100円ショップSeriaが好きすぎて困る。色々見つけては飾ってます。

 

というわけで、【後編】につづく…。↓

masacla.hatenablog.com