Follow @syozopanda

CSA⇔mscr

音楽の事をあんな視点、こんな視点から綴ります。

ライブ中のMCを考える。

f:id:point0625:20160616105024j:plain

生まれて初めて1人でステージに立った時のMCで「僕は◯◯が好きで〜高校の頃は◯◯を聴いて〜」みたいなクソしょうもない話をしてしまったことを未だに後悔している、僕です。

バンドならまだしも、ソロでのMCってめちゃくちゃ難しいです。

僕はもうしばらくライブ活動というのをしていないのでそんな悩みからは遠ざかってますが、例えば今急にステージに上げられた!となったら、もう冷や汗ダラダラ・脂汗ボトボトだろうな…と思います。

そこで、いつステージに上げられてもいいように(笑)、MCについて考えてみることにしました。

主役は音楽。

ここではソロアーティストとしてのMCを考えます。まぁバンドやユニットでもいいんだけど、まずは自分を主体に考えたいので。笑

MCって言わばクッションなんですよね。例えば30分ステージだとして、その全ての時間をMC無しで時間目一杯歌っても良いのだろうけど、自分の体力やテンションを音楽にだけ注ぐのはなかなかの重労働です。

それに、観てる側からしても音楽の余韻を楽しむ「間」が欲しいでしょうし。

だけど、ライブってのは音楽が主役ですよね。よほど話が面白い人でない限りファンや客は音楽を聴きに来てくれているわけです。

だから実は「簡単な曲紹介」だけで成立する気がします。

あれこれ考えるよりも、例えば

「次の曲はね、ウワーっと盛り上がる曲なので手拍子なんてして貰えたら嬉しいですばい!じゃあ、手拍子して、くれるかな?!いいともー!!

な ん つ っ て ね !HAHAHA!

では聴いて下さい、『明日死にたい』」

くらいのラフな感じ。まずはこれが出来れば大成功だと思います。

お客の反応をそこまで考えず…というか意識し過ぎず、次の曲を歌いやすい、聴きやすい事が言えたらいいですよね。

まー、もちろん音楽性やキャラにもよるのだけど。

一番はなにより自分自身がステージを楽しむことです。楽しんで演奏出来ることがアーティスト…もとい舞台に立つ人間の必須条件の様に思いますね。すっごい楽しそうにしてる漫才とか見てるだけで面白いじゃないですか。

くっそ暗い、地獄か!ってくらい暗い音楽、MCをされる方もそれはそれで行き切ってて面白いですけどね。そういう人は素が面白いですからそれで成立してると思います。笑

まとめると、堂々としていて、簡潔なMCが好感をもたれやすいと考えます。

「笑い」は必要か否か。

ここが一番悩むところですねー。つーか、あんな場で「笑い」って取れませんよ、普通。

絶対にウケるパターンが何かあるならまだしも、あまり型にはめすぎると大すべりしてしまいそうです。

だから理想は「取れたらラッキー」くらいの意識で良いのだと思います。

っていうかミュージシャンは別に面白くなくて良いんですよ。面白いミュージシャン好きだけど、やっぱり主役は音楽なのですから。

極論、いい音楽さえやれればMCなんてなんでも良いんです。笑

MCはサービス精神が現れる場所とも考えられます。

「音楽以外の部分でもお客さんを楽しませたいな!」って思えばそういうスタイルを構築すれば良いし、「いやー、自分は音楽を聴いてもらいたいし」って思えばその音楽をより深く聴いてもらえるよう研究するべきだし。

お客さんは笑いたいわけじゃないんです。笑いたかったらお笑いのライブに行きます。

むしろミュージシャン…とくに知らないアマチュアミュージシャンなんて面白く無い(笑いと言う意味でね)と思って観に来てます。それでいいんです。

最終的にどうするべきか。

まずは主役である音楽のクオリティを上げましょう。そうすれば例えクソしょうもないMCだったとしても逆にメインである音楽が引き立ちます。皮肉なことに。笑

一番良くないのは音楽もしょうもないこと。

自分自身が「いいだろ〜」って思うことは大事ですが、きちんと考えないとただの自己満足オナニー大会優勝セレモニーになってしまいます。

 

MCのクオリティを上げるということは、そのステージ上でのパフォーマンスの質を上げるということです。だから…うーん、音楽80、MC20くらいあれば十分じゃないでしょうか、比率として。ただ、その80と20をしっかり頑張る事が大事です。(でも気持ちとしては音楽100、MC100を目指してね。ここ大事。)

そして、自分のスタイルや音楽性に合う喋りを考える事がMCを失敗しないコツなのだと思います。

(ほら例えば、向井秀徳氏のMCってとても奇抜じゃないですか。独特で。でもあれがかっこいいし面白いわけで。で、音楽やりだしたら唯一無二のものを観せてくれるという。)

自分のオナニーでお客さんが満足するようになると、それはもうオナニーでなく、セックスだと言う事が出来ると思います。ライブというのは自分と客とのコミュニケーションなのです。みなさん、セックスしましょう!(暴走)

 

えー、以上が考えた結果であります。

でもね、まぁ正解なんて無い部分ですから、あまり考えすぎても良くないですよ。 

ただ、ライブの前に練習するのは演奏だけでなく「この曲の時にこんなこと言おう」などと、ある程度決めておくのもいいかもですね。

 

…って誰かに言ってる風に書いてきましたが、これは自分のための記事です。笑

がんばろ…。