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音楽の事をあんな視点、こんな視点から綴ります。

「HIRAMEKI」全曲解説⑤

これは僕の「HIRAMEKI」とかいうアルバムの全曲解説企画ですぞ。

まず何そのアルバム?って人は

ここからダウンロード出来ますぞ。フリーダウンロードですぞ。

で、解説記事は、

これからですぞ!

あんまりですぞですぞ言ってたらム◯クさんみたいですけども。

さ、今回は15曲目から!

⑮ダーティスター

さぁこの曲ですよ。この曲ではラップに挑戦しています。

前にSoundCloundで公開した「satsuki」という曲でもやってたのですが、

soundcloud.com

(↑のsatsuki(2015 ver)にて)

今回はラップをメインに据える形で構成しました。

そもそもの話をするとですね、僕ヒップホップ苦手なんですよ。笑

ラップと言えばヒップホップ期のDragon Ashを好んで聴いてたくらいで。(あの頃のDAもガチのヒップホップファンから言わせるとヒップホップとは言い辛いとこあるそうなのですけども。)

あ、DAはヒップホップとか関係なく大好きですよ。kjカコ(・∀・)イイ!!

で、そのガチのヒップホップってよく街中なんかで(バカみたいな)爆音轟かせて走ってるDQN車が流してるイメージなんすよ。つまり、なんていうか「いかつい」音楽だなって。

ま、ヒップホップっていう音楽の文化自体、そういう「いかつい」人間、場所、環境から生まれた音楽なのでそうなるのが道理といえば道理なのですけど。

でも、そんなマイナスのイメージを持っていたヒップホップというものを、とてもプラスのイメージに変えてくれたものを紹介します。

 

はい、この番組です。フリースタイルダンジョン

Zeebra氏がオーガナイザーとなって行われている即興ラップバトル番組です。

これがね、ついこの間までYoutubeでも配信していたのですけど、残念ながらYoutubeからは撤退してしまいました。。

僕はアジカンのまさきゅんこと(笑)後藤正文氏が以前ツイートしたのを観て知りました。

もうね、めっちゃくちゃ面白いんですよこの番組。

ヒップホップ好きはもちろんたまらないだろうし、そうでない音楽ファンや言葉を扱う仕事、もしくは言葉を扱うのが好きな層。そういった方々は物凄い刺激になるであろうことうけあいです。

一瞬で脳内にある言葉から最適なフレーズをチョイスし、ディスを決め、韻を踏みつつ話の流れをまとめる。それもビートに合わせて。ひたすらに、めちゃくちゃかっこいいです。

一時期この番組をお風呂に浸かりながらiPhoneで観るのが至福の時間でした。笑

もうね、フリースタイルダンジョンだけで1個の記事書けちゃうくらいの熱量があるのですけど、ここではそれを抑えてw、出演しているラッパーの中で一番好きな彼を紹介します。

Creepy NutsR-指定くんです。

www.youtube.com

彼はずば抜けて強いです。↑の動画のように自身の曲も良いのですが、彼の真骨頂はフリースタイルであると考えます。

最近ではバラエティ番組などへの出演も多く、その場でお題を集め、そのお題の言葉を交えてラップする芸が観られます。笑 Youtubeに多く上がっているので是非。

 

で、話を「HIRAMEKI」の「ダーティスター」に戻しますねw

「ダーティスター」は上記の番組を観て抱いたラップへの興味関心を現した曲なのでありました。

歌詞…もといリリックを書くのが大変でしたね。いつもの作詞作業とは全然違った難しさがありました。個人的に気に入ってるのは「アイスラッガー」からの「あいつらが」っていう韻。笑

で、最後のラップでない部分。曲調がガラリと変わるとこですね。ここの歌詞が書けて良かったなぁと思います。

生きてればいろんな辛い事があるけど、しょうもなくても思わず笑っちゃうような事があるんだよ…っていうオチを付けられて良かったです。笑

で、この曲でも2つの音世界が交錯してます。

ラップ部分と歌部分のバックの音がガラリと変わってることにお気づきでしょうか。

ラップ部分はバンドサウンド、歌部分は打ち込みサウンドです。後半はその2つが混ざった感じ、でしょうか。

そしてその2つを繋いでいるのがイントロから流れているアコギのアルペジオです。

このアコギの音は実はiPadの内蔵マイクで集音したものなんですよね。デモ段階で録音したものをそのまま流用しています。

この曲ではラップというものだけでなく、そういう色々な挑戦と仕掛けを施しました。

出来た当初は爆笑してましたけどねwラップから歌になるとこなんて面白すぎでした。

でも聴いてると慣れるもんですねぇ。今ではしっくり来ていますw

これから先またラップ曲を書くことがあるかは分からないけど、とても良い経験になりました。作業がとても楽しかったです。

⑯Run Free

これはパワーポップ、パンクがやりてぇな!って思って作った曲です。

はじめ、英和辞書をパラパラとめくりながら「なんか良い英単語無いかなー」って探してて、見つけたのが「Run Free」って言葉でした。「自由に走り回る」という意味だそうです。

その言葉から発想を得て、バカみたいに快活な…ドタバタしてる 曲を書きたくなりました。笑

今まで作った曲の中でも最高に早いBPMだと思います。こんな早いビートでドラムを叩いてるドラマーさんってすげーなぁって思いますw

そう、8分音符の裏拍子でスネアを叩く、ンパ!ンパ!ンパ!ンパ!ってのをやりたかったんです。パンクでよくあるやつ。このドラムパターンは無条件に気持ちが高揚しますね。うおおおおー!ってなります。

で、この曲におけるギターはLとR両方でハムバッカーピックアップ搭載のギターを使用しています。簡単に言うと音が太く、こういう音楽にはバッチリ合うギターですね。レスポールとかです。

僕個人の趣味はテレキャスストラトのようなシングルコイルピックアップ搭載ギターが好きなのですけど、たまにはこういう野太いギターが弾きたくなる寂しい夜があるんです。うおおお…なんだかエモい!轟音でレスポールを弾きてぇ…!ってね!あるよね?ギター好きな人ならあるよね?ねぇ?あるよね?

つまり衝動です。

リズムが走ってても、歌が下手でもいいじゃん!っていう曲です。それこそ「自由に走り回れ!」っていう。

…と言う風に、英和辞書から良い言葉を探すの楽しいですよ!っていうか僕はその為にブックオフで買いましたwこんな素晴らしい書物が108円というwオススメです!

https://www.instagram.com/p/8s-yprg7TX/

⑰土砂降りの中、ベンチにて

この曲は実話を元に構成されています。

20代前半の頃にね、ちょっと辛いことがあって悲劇の主人公を演じてしまった黒歴史があるんですよ…w

土砂降りの中、駅前のベンチで雨に打たれながら「はぁ…」なんつって。可哀想なオレ…みたいなwwwクソがww死んでしまえあの自分www

そこでねー、優しい美人のお姉さんが「だ、大丈夫ですか?!あのコレ(ハンカチ)使って下さい!」なんて声をかけてくれればイタい自分も救われたのでしょうけど(笑)、現実はすぐそばにある交番から警察のおっさんが出て来て「だいじょうぶ?(笑)」と言われただけでしたw

おっさんに笑われたということで羞恥心がむき出しになりましたね。さっさと帰りましたww

という、まぁ今では笑い話(?)ですけど、そういう状態にいる自分ってやっぱり盲目ですよね。んー、まぁ実際何かしらで辛かったんだろうけど。

「優しい美人のお姉さん」は極論としても、あの時の自分はどうしたら救われたんだろうなぁと考えたりします。どんな展開を望んでたのかなぁとか。

O型らしく、一晩寝ればエモさは薄まっていくし、美味しいもの食べればある程度満たされるんだけどねw

今考えればクソしょうもない、だけどその時その瞬間の自分にとっては確かに意味のある行動、言動。そんな過去が僕にはあります。

そんなどうしようもない自分の情緒を、「あーあ。」っていうため息だけで表現出来たらなっていう曲です。

…って、今考えましたww

 

音楽的なことで言えば、ギターのブレてる感じが情緒不安定感出てて良いなと思います。もっとリズムに忠実になるよう弾き直しても良かったのですけどもwなんか、下手に聴こえたほうが面白いなと思いました。(言い訳じゃないですよ…w)

それと、やっぱり雨の音好きなんですよね。雨の音を入れずに雨を表現できたら良いのですけど。どうしても入れたくなって入れました。

雨は自分の中で一つの大きなテーマなのだと思います。

 

と!いうことで!

今回は15〜17曲目を解説致しました〜。すっかりアルバムの後半部分ですね。

次は18曲目「透明の光」からラストの「KOTOBA」まで解説したいと思います!最終回ですね!

次回の更新をお楽しみにして(くれたら僕としてはものすごく嬉しいけれどそこんとこどうなの?これ読んでくれてるの?おもろい?まぁいいや、とりあえず最後まで頑張りますので、読んで)くださーい!

 

次回はコチラ!