サカナクションについての話。
ツイートするにはなげーからブログにしちゃえ系記事。
今年のスカイジャンボリーのラインナップが発表されましたね。
好きなバンドが多いので今年も行きたいなと思っているのですけども。
このラインナップの中で一際目を引くのはやはり「サカナクション」ではないかと。
というのも、このスカイジャンボリーというフェスは元々メロコア・パンク系の出演が多いフェスだったんですよ。近年では邦楽ロック…所謂ロキノン系バンドの出演も多くなりましたが。
それでもサカナクションの出演はとても意外というか。あの場でサカナクションがどういうアクトをするのか今から楽しみです。
さて、話をもっとサカナクションにピントを当てて進めていこうかと思います。
ふと思ったのは「サカナクション"以前"と"以後"があるなぁ」ということ。
サカナクションが出初めの頃、きっと多くのバンドマンや音楽家が思ったはずです。「こういう音楽がやりたかった」と。
邦楽ロックのシーンを中心に追っていたリスナーであればあるほどそう思ったはずです。
サカナクションは邦楽ロック…いや音楽シーンのいいとこ取りップなバンドであると思うのです。
(どうでもいいけど、「いいとこ取りップ」って、なんか言っちゃうよね。そこまで面白くないのに。笑)
サカナクションのいいとこ取りップ。
音楽性。
クラブミュージック(エレクトロ系と言ってもいいか)とギターロックの融合というのは、まぁ、そこまで新しいものでもありませんでした。
例えばゼロ年代後半にはスーパーカーというバンドがどっぷりとエレクトロ路線に行き、多くの素晴らしいサウンドを制作していました。
ゼロ年代自体が邦楽ロック界隈においてギターロックとエレクトロミュージックの融合をし始めた黎明期であると言っていいと思います。
で、それを商業的にも成功させたのはサカナクションなんだと思うんですよね。
サカナクションのデビューは2007年ですから、ゼロ年代のある種の答えがサカナクションの音楽にはあると思います。
サウンドはシーンの最先端を鳴らしていても、解剖するとメロディは全然洋楽的では無く、日本の歌謡曲が根底にあることこそが万人に受け入れられた最大の勝因だと思います。
それは山口一郎氏のバックボーンによるものが大きいのでしょうね。
フォークソングや日本の歌謡曲を聴いてきたであろう影響、読んでいた純文学の影響。
ミュージシャンが育つその家庭環境はやはり大事だなぁと思わずにはいられませんね。
日本人が聴いて心地いいと思うメロディ、展開。その方程式が根底にはあって、それをクラブミュージックと掛け合わせるそのバランス感覚とセンス。それがずば抜けて良いのです。
そして、それが「いける」と思って行動を起こすのが早かった。
初めて聴いた時は、数歩先を歩かれた感じでしたね。やられたー!!と思いました。
メンバー編成。
ここですよ。ココ大事。
サカナクションは男女混合グループであります。
ベースとキーボードが女性であります。これが、ずるい。笑
やはりね、女性ベーシストというのはとても需要があると思うんですよ。注目度が違うと思いますw
僕がそれを強く意識したのはやはりスーパーカーのフルカワミキを知ってからなのだけど、サカナクションとほぼ同期?ちょい先輩?であるBase Ball Bearの関根史織にもずるさを感じました。笑
そしてキーボード担当の女性メンバーもいるということ。ずるい。
男女云々を抜きにしてもメンバーそれぞれに個性があって、そして演奏技術も素晴らしい。
そんな素晴らしいメンバーが集ったことも偶然でなく必然なのでしょうね。。
山口一郎のカリスマ性。
サカナクションを語ると、最終的にはここに回帰しますね。山口一郎はすごい人だと思う。
まず音楽への愛情が桁違いであると思う。以前NHKのトップランナーに出演した際彼は「音楽と結婚してるようなもんだから」と冗談交じりに言っていたが、それくらいの愛情を持っていることは事実だと思う。
そして、それを言葉にし、話すのが上手い。自分の考えや理想、夢をきちんと言葉にし、実現している。
それは、そんな話を聞いた廻りの人間が「面白いね」と思うから実現していくのだろうし、またそうさせる魅力が彼の思想や音楽性にあるからなのだと思う。
山口一郎の色々な話を聞いて「わかる。めっちゃわかる。」とは思うものの、それは僕のリアクションでしかない。
カリスマ性を持つ人間というのは、知らない人にでも「わかる。めっちゃわかる。」って思わせられる発言や行動が出来る人なんだろうなぁと思いますね。
で、笑顔が素敵。笑
まとめ。
乱雑に書いたのでまとめもクソもないけど。
とにかく、サカナクションってすごい良いバンドだなぁって思います。
生演奏でもゆらぎが無いし、むしろライブの方が音源より良い音、声を出してらっしゃると思います。
まだスカイジャンボリーのチケットを取れたわけじゃないけど、稲佐山のあのステージでサカナクションを観られると思うと胸熱です。なんとしてでも観たい。
そんな、サカナクションの話でありました〜。